マスクの正しい着け方
こんばんは。
最近は季節の変わり目で咽頭痛を伴う上気道炎(いわゆるノド風邪)が流行しています。
今回は予防もかねてマスクの正しいつけ方についてすこしコツをお話します。
↑一般的なプリーツ型のマスク。
↑立体型マスク
いろいろなタイプのマスクがありますが、装着時に大事なことは鼻のハリガネの部分を指でギュッと抑えて鼻の形に合わせることです。
最初にちょっと折って合わせるとかはもうだめです。目も当てられません。ハリガネをギュッとするのとしないのでは粉塵や粒子の侵入率が全く違うのです。
夏の産業医講習会の実験で体験してきたのですが、ハリガネをきちんと指で鼻にギュッとしたほうでは粉塵の侵入率は10%以下でしたが、ギュッとしないまま装着したり、ずれたりしたまま装着すると90%以上の粉塵が入り込んでマスクの意味がありませんでした。
マスクは病原体の侵入を防ぐ、自身の病原体を拡散させない、乾燥を防ぐ、顔を隠す?などいろいろな機能があります。今回はマスクのつけ方なんて当たり前と思われる方も多いかもしれませんが、ついつい適当になってしまいがちなところなので気にかけてみてください。マスクの効果も大きく変わります。是非正しい知識で性能を引き出してご使用くださいね。